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プロのショットに近づけ!! テニス7年目を迎え、草トーの勝利目標の10勝を越え勝つテニスより、自分のショットの質を考えてくるようになりました!!!プロのショットみたい・・・・そんな言葉を言われるように頑張るぞ!!

伊達公子の勝ちは必然だった・・

伊達公子さんがあのカンガルーオープンで
準優勝までしたのは
偶然では無く必然だった。。。。

YAHOOでも何度も取り上げられている
JTA強化本部本部部長「今の日本女子だらしない!」
伊達公子を小さい頃から指導してきた小浦 武志さんが、
伊達公子さんが復帰を決意し、選手になる経緯の
お話が記載されていたので

ぜひ時間がある方は見て欲しいビミョー

あの復帰には並大抵の努力と決意があったのが
この文におさめられています失礼しました

自分はこの文章を見て奮起しました。。。

勝つのは本当に難しい。。。
伊達公子は元世界4位だから・・・
なんて言葉で片付けれないものがありました。


小浦さんの話

「昨日の中村、その前に藤原が負けたということもあり、随所で、「日本テニスはどうなってるんや」という話が聞かれます。
ただ(伊達は)3週連続で(大会に)出るので、体力的なことも懸念されますが、来週また同じことが起きるかと言ったら、かなりのチェックが伊達に入りますので、それは難しいと思います。
なので、来週の福岡の戦いは、伊達がそんなに簡単に勝てるとは思っていません。

今回の復帰までのことで話をすると、3月のエキシビジョンの前に、
伊達から「(復帰して大会に)出たい」という相談を受けました。
その時、二人で約束事をして、「なぜ出るのか、出るテーマをはっきりさせよう」としました。
ただ単に遊びで出るなら、これは止めた方が良いと。

これまで彼女は現役を止めて11年半、キッズテニスやJICAなどのセカンドキャリアでテニスに携わってきましたが、私としては、正直物足りなかった。
50歳になっても出来る仕事だと。
なら、今出たいというなら、「名選手、必ずしも名コーチあらず」ということもありますから、あなたがテニス界にできることは、体を張って恩返しをすることだと。

それが一番。

次に、チャレンジャーとして絶対にあきらめない姿を現役に見せられるのであれば、体を張って教えてやってくれと。
それが出来るなら、やろうということで、話し合いました。
その上で、3週連続で戦える体力があるかという判断を私もしまして、出来ると(判断した)。
ハードコートであれば、もしかしたらもっとペースが上がるかも知れない量の練習を、この1月からほぼ毎日、やりすぎるほどの練習をしてきました。ですので、まず明日も(体力が)持つと思います。ただ、年齢から来る疲れは3~4日経ってから出ますので、福岡の第一戦が一番心配です。
それでも、ここに来てから毎日日常生活も見ていますが、現役の頃に完全に戻っている。夜は9時過ぎに寝るし朝も早い。朝9時過ぎから練習もしているし……その姿を、現役が見られないのが残念です。完全にツアー生活に戻っている。一言で、すごいな、と思っています。

この大会を一回戦から振り返りますと、一回戦は、ジュニアの高校のダブルスチャンピオンですね(対田島杏奈6-7、6-1、6-3)。ファーストセットは、(田島は)伊達が引き出した力で勝ったと思います。それが、セットが終わった瞬間にフッと現実に戻り、その瞬間、勝ちビビリをして負けた。その一試合で、伊達は11年分の試合勘やペース配分を取り戻したと思います。

<中略>

伊達との付き合いは長いですが、彼女が今、20年分くらい戻っていることは事実です。ちょうど私と出会った14~5歳のころに戻り、それを37歳という年齢の中でテニスをやっているのが現状です。
彼女から「疲れた」という言葉が、一度も出ない。これだけの「負けず嫌い」をまだまだ持っているというのには、あきれて、正直、物が言えないです。


若い選手に学んで欲しいのは、(伊達は)あるゾーンに入ると、周りが一切見えないような状態になる部分。そのゾーンの切り替えの出来る選手というのは、凄いですね。セカンド(セット)を落としても、ファイナルにまた違うギアで入り、最後、超高速に入る。
ただ、今の彼女が昔と違うと思うのは、前は取りたいポイントを取れなかったとき、感情のコントロールが出来なかったことがあったと思う。それが今は、感情の乱れが全然出ない。
だから、見ているお客さんはとても楽しいのではと思います。お客は、絶対にもういっぺん見たくなると思いますよ、あのテニスを。

今回の伊達が変わったところがあるとすれば、強いて言うなら、旦那が居るということ。独身でやっているのと、旦那が後ろにいるというのは、大きく違いますね。そこら辺が、彼女にとってエネルギーになっている。

去年の8月からエキシビジョンに向けて練習はしていたんですが、その中で、「グラフに勝ちたい」「ナブラチロワに勝ちたい」というので、練習量がだんだん増えてきた。僕が練習に付き合った冬場では、朝6時頃から起きてランニングしたりして、9時くらいから5時くらいまでテニスコートに居た。そして夜に(体の)トリートメントをやっている。すごく練習する代わりに、すごく食事をとり、よく寝るということをしているうちに、どの辺で彼女が「現役復帰したい」と思ったかは分からないけれど、おそらく1月頃だったのではないかと思います。
それで、3月10日だったと思いますが、練習見ていたときに、旦那と二人で「復帰したい」と言ってきた。
練習量は、ハンパじゃないですよ。「もう止めとけ」と言ったくらいですから。

ランニングは、その他の現役と一緒に走っていました。ず~っと同じペースで6キロ走ったり、そのあとにテニスをやったりして。1月頃からトレーナーを入れて、爆発力をつけるトレーニングをしたり。
現役と一緒にやっていても、依然として一番能力が高いのが、伊達でした。アキレス腱一度切って、あれだけ飛ぶのか、と思ったくらいで(笑)。だからそれを見たとき、出来るな、と思いました。半端じゃないですよ。現実の裏の真実ですね。「えっ、ここまでやるの? もう止めて良いんじゃない?」と言っても、やってましたから。

4月14日から、オムニ(人工芝)のコートで練習をしていました。土居美咲と一緒に、午前2時間、午後2時間。このコートでやったら、ハードコートでは出ない足腰のダメージがあるので、初日に「腰が痛い」と言ってましたが、それでもトレーナーを入れてやっていた。その日から大会に入る25日まで、雨が降った二日間休んだだけだと思う。「休め」と言いましたから。それでもインドアで練習をしたいと言っていたんですが、僕が止めました。

復帰を決めた以上、出るなら全日本選手権まで出たいと言っていた。恥ずかしいことは出来ない、と。それが、元世界4位のプライドだと思うし、こっちも「やるからには、それくらいやってもらわなきゃ困る」と言いましたが、それをいきなり、第一週でやってくれました。
とても厳しい決意だったと思います。皆さん(メディア)の前では笑って言ってると思いますけど、本当に、メチャメチャやっています。

全日本選手権も、ワイルドカードで出ようと思えば、出られる。でも、本人はランキングでちゃんと勝負したい、そう言っていたんです。今大会も、メインドローに出すと言われたんですが、「それは要らない」と言いました。僕が(伊達に)話したのは、0ポイントの人間が、トップシードと当たって負けたらどうするんだ、と。1ポイントが欲しいのか、それとも12年のブランクを取り戻したいのか。だから、あんたは予選から始めろ、と。ステップ・バイ・ステップで行こうと言ったら、ものの見事にクリアしてくれた。

ただ笑っちゃう話だけれど、伊達は、まず「どうやって大会に出るんですか?」というところから始めたんです。「国際トーナメントに出るには、IPIN(International Player Identification Number) が無いと駄目」というところから説明したんですよ。日本テニス協会へのプロ登録の仕方も知らない。国際大会の出方なんて、知らないんですよ。だって彼女、ITFの試合は1万ドルを7トーナメント出ただけだと思います。それでランキングを上げて、直ぐに上のツアーに出ましたから。

それで私が強化本部長として若いコーチたちに言っているのは、日本人選手は今まで、年間にどれくらいワイルドカード(以下WC)をもらっているのか、と。
WCというのは、スポンサーがお金を集めてトーナメントをやる中で、本当に重要なものなのだと。だから、こんなもの一年に4回も5回ももらってもしょうがない。本来はWCなんて、選手を育成するためのものなんだから。
今回、奈良や山外はWCで出ましたが、二人とも確実に一回勝ってポイントを稼いだ。それが大切なんです。出て「経験になる」なんて言ってるなら止めておけ、と。そういうことは、今まで参考になるような事例がなかったので、若いコーチたちもあまり実感が無かったようですが、今回、私が伊達にやってきたことを示せたということで、みんな分かってきた。いかにWCが大切かを示せたことでも、大きかったと思います。。

奈良とのダブルスは、私が指示してやらせました。ウィンブルドンJr.ダブルス準優勝者の二人が、伊達と組んだらどんな心境になるかを見たかった。その中で「奈良は立派やなぁ」と思うのは、メンタル的にタレント性がある。伊達の横で、なかなかあれだけダブルス出来ませんよ。昨日も、ポーチ一回出てダメだったところを、直ぐにもう一回やって決めた。なかなか出来ないことです。
奈良が凄いと思ったんは、伊達とやった二試合目で、「伊達さんの動きが分かってきた」と言ったんですよ。奈良は体は小さいですが、これは何とかやってくれるのでは、と。そう思いました。
来週は、土居が伊達と組みますが、どう動くか、それを見てみたいですね。一緒に練習したり敵にするのと、隣でやるのは違いますから。そこで、色んなもんを学ぶと思います。

本当に、目に見えない色んなモノが、浮き彫りになってきました。僕は、日本のテニスは間違いなく、来週から変わると思います。中村や藤原も、来週は目の色を変えてやってくるでしょう。
皆さん方には、思いっきり書いて下さって結構です。「ナニやってる、日本のテニス」と書いて下さって良いです。ここで私が受けて立っていますから。
伊達が復帰一回戦で与えたこの出来事を、「ショック」と取るのか「インパクト」と取るのかで、全然変わってきます。

以上。。。。
選手物語 | 投稿者 たっきーー 22:37 | コメント(15) | トラックバック(0)
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